フェラーリSF90ストラダーレ（初回特別仕様）のトミカ

投稿日：2021年4月20日更新日：2021年4月22日

フェラーリSF90ストラダーレのトミカ（初回特別仕様）です。

スクーデリア・フェラーリ設立90周年の記念車ということでSF90。
スクーデリアはチームという意味ですので、エンツォ・フェラーリがレース参戦をする際に設立したチーム・フェラーリ＝スクーデリア・フェラーリの設立から90周年ということになります。

記念車に相応しくフェラーリ初のPHEVを搭載し、4リッターV8ツインターボエンジンに3つのモーターが組み合わされています。

そのトータル出力は1000馬力となるモンスター。
驚きますね。

そんなこともあり、フィオラノのテストコースではF8トリブートより3.5秒も速いフェラーリSF90ストラダーレ。
異次元のレベルです。

正直、最近はミニカーによって最新のスーパーカー（ハイパーカー）を知ることが多いカーサン。

このフェラーリSF90ストラダーレもトミカの発売で知った次第。

90周年記念車とはいえ、デザインの方向自体は今までと大きな差はなく、ナニコレ？と驚くほどではなくディテールで見せる方向。
もっとも空力を突き詰めて決まっていったベストな形であるでしょうから、大きく変えることができないとは思いますが。

エンジンが無くなり、モーターだけのEVになると、設計の自由度が上がり、形状も変化するでしょうね。現状では、この形がフェラーリのベストということですね。

フェラーリSF90ストラダーレはモーターが加わった上、従来よりも低くマウントされたエンジンのためエキゾーストのレイアウトにも変化を与えています。

リアの足回りを避けるように上方に跳ね上がったエキゾーストパイプは最短距離でアウトプット。
高い位置からマフラーが顔を出しています。

リアアンダーはディフューザーを含む空力デバイスが犇めいていますからね、マフラーは下方にはい行かせられません。

空力といえば、リラのフェラーリらしさを演出していた丸目テールランプが角目に変更されたのも低くするため。名より実を取ったデザインです。

その空力も直線の速さとコーナーリングスピードを両立させるためのシステム、シャットオフ・ガーニーを始めとするシャットオフ・システムを搭載。

エンジンフード後端がシャットオフ・ガーニーでトミカでもモールドされています。

F1であったDRSのように、直線では低いドラッグとなるよう、シャットオフ・ガーニーが上がっている状態（＝トミカで再現されている状態）で抵抗を無くし、コーナーリング時やブレーキング時にはシャットオフ・ガーニーが下がって高いドラッグを発生させダウンフォースを生むという理想的なシステムです。

フェラーリSF90ストラダーレらしい、うねるようなボディーラインが見られるのはメタリック塗装ならでは。
初回特別仕様は実車のグレーチタンメタルか、グレーアロイあたりのシルバーが再現されています。

とても美しいです。

メタリック塗装という事もありますが、トミカらしいシャープなエッジで実車を再現しています。

エンジンルームもモールドで再現。
リアエンドの「Ferrari」のロゴが書かれモールドで囲われた部分が先程の話のシャットオフ・ガーニーです。

テールランプはレッドのクリアパーツで再現。
注目はハイマウントされたマフラー。~~ご覧のようにボディに穴をあけてシャシー側プラパーツ側にモールドされたマフラーを突き出させています。~~…すみません、間違いです。レッドの通常版をルーペでよく見ましたら、塗られていました…。

フェラーリSF90ストラダーレのシャシー裏です。

実車よりだいぶ簡略化されていますが、空気の流れを作る空力ストラクチャーがモールド再現されています。

今回、トミカの箱を開けて一番驚いたのは、コチラ。
ボックスの内側にさらにボール紙で包むように補強されていました。

こういった気遣いがトミカのイイ所ですね。