東京オートサロン2020でロベルタブースに展示されたメルセデス・ベンツ CLK-GTRのロードカーです。
FIA-GT選手権のホモロゲーション取得のため、製作されたのがこのメルセデス・ベンツ CLK-GTRのロードカーです。
AMGチューンの6.9リッターV12型エンジンは600馬力を超えます。
1998年~1999年の間に25台(26台とも)生産され、内、2台は7.3リッターV12が載せられたスペシャルバージョンでした。
またオープンバージョンのCLK-GTR Roadsterも6台ほど生産されたようです。
ROBERUTAのロゴが入っています通り、ロベルタ・リフターシステムのデモ車として展示されていたメルセデス・ベンツ CLK-GTRのロードカー。
ノーマルでもフロントリフターの車高調整機構が搭載されていますので、それをロベルタ・リフターシステムに換装したようです。
CLK-GTRのレーシングカーとロードカーの外観の翁違いは、GTウィングではない点。デザイン的には後付け感満載ではありますが、効きそうですね。
ヘッドライトは専用設計のようですが、グリルは市販モデルを流用し、メルセデスのアイデンティティーを示しています。
先日手に入れた「1997 メルセデス・ベンツCLK-GTRのホットウィール」の記事でも書きましたが、空力的には不利ですが、顧客アピールには大事なことですね。
ルーフのダクトはメッシュネットが張られています。これはエンジンのインテークへとつながっていてルーフから吸気音が聴こえるというF1っぽい感覚が味わえます。
リアウィンドウにもルーバー、Bピラーにはダクトらしきものがあります。
Bピラーとサイドウィンドウの間に楕円形のベンチレーションが見えますね。
スポークの細かいメッシュ状の専用ホイールはAMG製。チラりと見えるブレーキキャリパーにもAMGのロゴ。
フロントが6ポット、リアが4ポットでブレーキディスクトパッドはカーボン製です。
テールランプは市販車っぽいですね、スポイラーの下にダックテール状のベタ羽が付きますが、ステーで支えています。
ナンバープレートの所の穴の存在も気になりますね。
マフラーは左右振り分けの2本出し。
エキゾーストの取り回しがリアサスを避けるようにパイピングされていて、あまり効率が良くなさそうではあります。わざと排気干渉を作っているのかもしれませんが…。
ミニカーでしか見たことのなかったメルセデス・ベンツCLK-GTRでしたが、本物が見られたのは本当に良かったです。
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