ホットウィールの新金型の新車、ワイルドスピード・プレミアム・シリーズ「ファスト・スターズ」のWモーターズ・ライカン・ハイパースポーツです。
ワイルドスピード・スカイミッションで空を飛んでいた、あの車です。
中東のWモーターズが2013年のカタール・モーター・ショーで発表したハイパーカーで、フランス人デザイナーのアントニー・ジャナレリー氏がデザインしています。
ポルシェ・チューナーのRUFが3.8リッターフラット6ツインターボエンジンを供給し、サスやミッションといった駆動系もRUFが担当、オーストリアのマグナ・シュタイアが生産をするといった分業制で作られる車です。
つまりWモーターズはプロデュースのみでアウトソーシングで制作するスタイルでライカンを生み出したメーカーなのです。
世界限定7台。
6台目までは存在が確認されていますが、7台生産されていないとい噂もあります。
アブダビ警察のパトカーにもなっていることが有名で、確認されている6台のうちに含まれるのか、6台+パトカーで7台なのか?その辺は明らかではありません。
またシリアルナンバーを示すエンブレムが色が違っても同じで、色を塗り替えて公開しているという話もあり、実際には販売されていないとも言われています。
そんなミステリアスなWモーターズ・ライカン・ハイパースポーツのホットウィールを見て参りましょう。
いろいろな車が合わさったようなデザインですが、ライカンの特徴はドア後部とリアフェンダーの間の凹み。
デザイン的にはやや破城していますが、コレがあることでライカンらしさを出しているワケです。
ランボルギーニに通ずるものがありますが、ランボは破城するギリのところを狙って破城手前に落とし込む攻めたデザイン。ライカンはチョット攻めすぎてしまった感がありますね。
この辺のデザインは後継のフェニア・スーパースポーツで解消され、随分洗練されました。
カラーはワイルドスピードのバージョンとは少し違い、ワインレッドのようなメタリックカラー。
粒子の荒いパールが入っているのでフレークっぽいです。
かなり細部まで再現されていて力の入り方が違うホットウィールのWモーターズ・ライカン・ハイパースポーツ。イイ感じです。
エンジンフードの黒い印刷もジャストサイズながらズレることなくピタっと収まっています。精度が高いです。
ホットウィールではズレても収まるように小さめの印刷が行わることがあったりしますが、ライカンはキッチリ。
そのエンジンフードの溝にある細かなシンまでモールドされているのにも驚かされます。
ホイールはライカンのノーマルとは違います。共有部品がからここは仕方なしか。
この個体は左側のリアフェンダーのダクトの印刷がズレています。
エンジンフードの印刷について褒めたばかりですが…個体差ですから、これも仕方なし。
エンジンルーフで褒め、フェンダーダクトでズレていたタンポ印刷ですが、フロント、リアともに細かいモールドにも係わらず、良く印刷されています。
厳密にはややズレが見えますが、凹凸のあるボディによくやった!と言いたいです。
よく見るとリアスポイラーが稼働した状態が再現されていますね。
シャシー裏はフラット。パネルごとのモールドが見えます。
ところで、ワイルドスピード・スカイミッションに登場したライカンは、本物ではなくレプリカだったとのことで、ベースはポルシェ・カレラGTだとか、ボクスターだとか。
作中ではレプリカのライカンが9台制作され、大半が劇中で破壊されましたが、その内の1台がスタントカーとしてオークションに出品されたとのこと。いくらで落札されるのでしょうね。
スタントは全てCGと思っていたカーサンは▼こちらの動画を見て驚きました。
実車やん!実車といってもレプリカですが、CGではなかったことに驚き。
マンションからマンションへ飛び移るシーンはさすがにCGでしょうが、部屋から飛び出すシーンや部屋に飛びいるシーンは本物。いやはや頭が下がります。
ホットウィールになったのは、まさかレプリカの方?…なんて。
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