EVのTommykaira ZZをPCピラーレスフロントウィンドウに!
※写真は東京オートサロン2016で展示されたガラス製フロントウィンドウのトミーカイラZZ
世界初!と聞くと何ね?と気になってしまうカーサン。
今回はビジネスニュースなどで取り上げられていたピラーレスフロントウィンドウに注目。
ピラーレスフロントウィンドウを実現するために使われた素材は、ポリカーボネイト。
ヘッドライトやラジコンカーのボディ、ヘルメットのウィンドウ、機動隊が使用する盾などに使われている強化プラスティックです。
あれ?車のウィンドウに使われていなかった?
と思ってしまうのはカーサンだけではないはず。
レーシングカーなんかには使われていたりしてましたが、市販車ではなかったらしいです。
問題は傷がつきやすいことと、紫外線による劣化。
たしかにクルマのヘッドライトなんかはだんだんくもってしまい、また黄ばんできたりして透明度は落ちますね。
市販車の、しかもフロントウィンドウで前が見えない状態は許されませんね。
新しいポリカーボネイト樹脂のピラーレスフロントウィンドウは新自動車保安基準をクリア
そこで帝人が開発した新しいポリカーボネイト樹脂は新開発のコーティングを施すことで高い耐摩耗性と優れた耐候性を持つことに成功し、今年7月から適用される新しい自動車保安基準をクリアすることに成功。キズもほとんど付かないレベルにまで高められました。
そんなわけで、めでたく、EVスポーツカーのトミーカイラZZのフロントウィンドウに採用されたのです。
トミーカイラZZは当ブログでも東京オートサロン2016に展示されたトミーカイラZZを記事にしています。
あのトミーカイラZZがピラーレスフロントウィンドウを導入したのです。
ピラーありのガラス製フロントウィンドウに比べて36%の軽量化が可能となり、EVスポーツにはプラスになります。
またピラーレスとなることで視界が広くなり安全面でも貢献してくれそうです。
なによりガラスは割れますが、ポリカーボネイトは割れないらしい。
事故のことを考えるといいことですね。
今年秋を目標に、ポリカーボネイト樹脂製のピラーレスフロントウィンドウをトミーカイラZZの特別仕様車として設定する予定とのコトで、どんどん市販車に採用されていくかもしれませんね。
間違いなくヘッドライトは、この新しいポリカーボネイトが採用されていくでしょうから、ヘッドライトの黄ばみやくもりからはオサラバとなるかもしれません。
車体上部に位置するフロントウィンドウで36%の軽量化となればスポーツカーには大分有利なことになります。
重いものが車体上部にあると動力性能に大きく影響しますからね。
ましてEVスポーツならなおのこと。
トミーカイラZZには似合いすぎの新技術です。
▼トミカにもなっているのでなじみあるマシン。
タカラトミー トミカ No.106 トミーカイラZZ(初回特別仕様)
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▼こちらは旧型。丸目がかわいい。
ハイストーリー HS052SL 1/43 トミーカイラ ZZ 1995 シルバー ミニカー(F1405)
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