無理しない東京オートサロンでジックリみていなかったため、これがトミーカイラだと思っていませんでした。
カッコイイからパっと写真を撮って名前は後日発売されるであろうオフィシャルブックで確認しようとしていました。
これがトミーカイラの、しかも電気自動車だとは!
もっとちゃんと見てくればよかった。
トミーカイラはカーサン世代にはチューニングカーを作る会社というイメージが強く、「Tommykaira」という筆記体のロゴがかっこよく、言葉の響きもカッコイイことから憧れの存在でもありました。
ちなみにトミーカイラというカッコイイ名前は、創業者の富田氏と解良氏のお名前から取られたものと知ったのは、随分後になってからでした。
そのことはトミーカイラZZのホームページにも書かれていて、このホームページにはさらにZZの由来も書いてあります。
これがまた、トンチが利いていて面白いのです。
”そして、ZZの名前の由来は、
「自分たちの手でクルマを創る」と言う夢を実現した時、
2人はすでに「爺・爺」になっていたから、とのことです。”
ZZの由来初めて知りました。
こういう遊び心が面白い車作りにも活きて来ているのでしょう。
このトミーカイラZZ、オートバックスで販売されるようで、オートバックスのブースにおいてありました。
電気自動車のトミーカイラZZ、見た目と先進性で話題となりそうです。
そして、このトミーカイラZZにはまだ、秘密が、あるのです。
それが・・・
ボディーの載せ替えが可能なのです。
ここからは、お話がトミーカイラからGLMという会社の話になるのですが、
トミーカイラZZのシャシーはGLMという会社がプラットフォームとなるシャシー部分を提供しています。
というか、GLM製プラットフォームにトミーカイラデザインのボディーを組み合わせたというのが正しいかもしれません。
このプラットフォームはシャシー加工に小阪金属工業、アルミ部分は日軽金アクト、バッテリーはGSユアサ、充電器はニコチン、制御機器はオムロンと様々な分野のスペシャリストによって作り出されています。
このプラットフォームが、このパッケージだけでも公道を走れる性能を持っています。
GLM製プラットフォームだけで電気自動車としての構造は完成しているのです。
そして、
ここからが本題で、このGLM製プラットフォームは
プラットフォームだけを買ってボディーを自分でデザインしたものをかぶせることが出来るというのです。
自分だけのオリジナルカーが作れるのです!
また、量産すれば、誰でも自動車メーカーになれるというのです。
これはすごいことです。
GLM製プラットフォームはサイズ調整も可能といいますから、デザインの自由度も高そうです。
GLMのホームページでは
”スポーツカータイプ、グランドツアリングタイプ、スモールビークルタイプの
3パターンのプラットフォームシャシーを展開しています。”
ともあり、ある程度の大きさまで対応できそうです。
自分だけのオリジナルカーが作れる魅力。
これほどカーマニアの心をくすぐるものはないのではないでしょうか?