トヨタGAZOO Racingがル・マン24時間で1-2フィニッシュ!
トヨタGAZOO Racingがル・マン24時間耐久レースで初優勝!
おめでとうございます!
今年はYOUTUBEで7号車、8号車のオンボードカメラがリアルタイム配信されていまして、ドライバー視点で楽しめましたね。
最初オンボード映像だとすぐ飽きてしまうのでは?
と思いましたが、いやいや楽しいですね。
最初は1台だけを見ていましたが、すぐ、ブラウザのタブを2つにして7号車、8号車でザッピングしながらみました。
これが楽しい。
1-2状態の後のオンボードで、後追いのTS050のオンボードで先行のTS050の走りをを見る。
抜いたら、また後方のTS050に切り替えて。
こうするとTS050の走りも見れますし、パッシングシーンも見られる。
楽しかったです。
ピットインも1台が入れば、次はこっちだなと分かり、タブを切り替えてピットインも見る。
右へ左へ他の車両を抜いていくのを楽しめましたし、ちょっと他車のパッシングに手間取るとあっという間においていかれる。
同じチームの同じ車ならではのデッドヒートが見られました。
もっとも7号車はデフのセンサーの故障で路面状況に合わせたセッティング変更が出来ない状態となり、終始アンダー状態で走っていたらしく、イコールコンディションではなかったようですね。
セッティング自体も8号車のほうが上手く行っていたとのコトで、8号車優位な状態ではあったようです。
LMP1クラスでワークスはトヨタのみ
LMP1クラスへのエントラントの中でワークスはトヨタのみ。
ワークスとしては勝って当然のようなプレッシャー。
勝てる状態で勝てないのがルマン24時間耐久レースなのです。
今年は本当に必勝体制だったトヨタだけにトヨタを優勝させるという一念でスタッフもドライバーもやっていたといいます。
7号車がダメなら8号車を、8号車がダメなら7号車を。
とにかくトヨタが優勝という目標に向かってチームが一丸となって勝ち取った勝利というわけです。
中嶋一貴選手は日本人が日本車で初の優勝、アロンソ選手は3冠のうち2冠目をゲット。
日本車の初優勝はマツダ787B、日本人の初優勝は関谷正徳選手、その両方を獲得したのは素晴らしい。
アロンソ選手は世界3大レースのうちF1モナコグランプリウィナー、ルマンウィナーを獲得。
残るはインディ500のみとなりました。
来年のル・マンにトヨタは挑戦する?
気になるのは来年のル・マンにトヨタは参戦するのか?という点。
悲願達成してしまったのでどうなるのか気になるところ。
トヨタGazoo RacingのHPには豊田章男 トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長のコメントが掲載されています。
「思いっきり走ってくれて、ありがとう!」 というコメントに車に対する愛を感じますね。
ゴールイン後のオンボード映像で中嶋選手がドアを何度も開け閉めして歓声に応えていましたが、あの辺の造りを見てもしっかり作られているなあと思いましたね。
当たり前かもしれませんが、市販車でもおかしくないしっかりとした精度。
レーシングカーですと走りに関係ない部分は意外とチャチかったりしますが、TS050はすごいですね。
車に対するトヨタの真摯な姿勢がみえました。
文末に
「しかし、これは、また次の戦いの始まりであり、次なる改善が始まります。改善に終わりはありません。明日から、次の夢の実現に向け、また一緒に戦っていただければと思います。 」
とあります。
次の夢が何になるのか?
ハッキリとは言及されていません。
しかし、ル・マンは2020年からLMP1クラスのレギュレーションの変更を発表していて、毎回ピットアウト後1kmは電気のみで走ることを義務付けられます。
そのルールはトヨタのプラグインハイブリッド技術と似たコンセプトであるため、ル・マン参戦を続ける理由にはなりそうです。
まだまだル・マン参戦は続けていただきたいですね。
GRスーパースポーツ コンセプト市販化明言
ルマンでは今年の東京オートサロンで発表された、トヨタのGRスポーツ・コンセプトの市販化が明言されました。
もしかしたら、「次の夢の実現」とは、このハイパーカー、GRスポーツ・コンセプトの市販なのかもしれません。
まんまTS050の市販版という位置づけなのでル・マン優勝車が販売されるということになります。
お値段1億円らしいですね。
さすがハイパーカー。
話題の詰まった今年のル・マン24時間耐久レース。
改めてトヨタGazooRacingの1-2フィニッシュ、おめでとうございます。
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