ホットウィール初の軽トラック、マイティKです。
新金型の新車となります、マイティK。
実車は存在せず、ファンタジーカー扱いながら軽トラのホットウィールということで発売前から人気を呼んでいました。
ファンタジーカーですが、実車の軽トラを良く再現していて実車にある?と思ってしまいます。
フロントフェンダーにはワークスタイプのオーバーフェンダーがビス留め装着され、屋根にはルーフスポイラー、フロントにはリップスポイラーが追加されています。
注目はフロントバンパー奥に見えるインタークーラー。
ノーマル660ccで3気筒のエンジンにボルトオンターボであることを匂わせています。
フロントエンジンと思っていたのですが、マフラーが横置き…?え?
フロントにエンジンがあるならタイコは縦置きが普通。
ましてボルトオンターボなら、なるべくストレートに配置して排気干渉を減らしたいハズ…。
まさかRR?いやいや、RRで前置きインタークーラーではパイピングが長すぎてレスポンス悪い。
ツインエンジン?ならマフラーは最低2本出し…。
センターエンジンの可能性は?
裏から見るとスペアタイヤが積まれていてセンターエンジンの可能性も無し。
反対側はバッテリーらしきものが。
マイティKのデザイナーは日本人で去年、残念ながら鬼籍に入られたリュウ・アサダ氏なので、意図があってデザインされていると思われ…。
氏の最後の作品で謎を残していかれました。
荷台のキャビン寄りにはロールバーがウィンドウのクリアパーツと一緒にモールドされています。
荷台にはタイヤと工具箱。そしてスケボーが載っています。
こういった’遊び’もホットウィールではお馴染みですね。
荷台サイドの「ホットホイール」表記はホットウィールの日本車ではよく見かけますが、マイティKには特に良く似合いますね。
ロゴもですが「ホイール」と表記する辺りが昭和っぽさを感じさせる良いデザイン。
ドアサイドの「ASADA TIRE SHOP」はマテルの記事広告によればデザイナーのリュウ・アサダ氏をリスペクトしたものと書かれています。
この記事広告ではマイティKはダイハツ「ハイゼットトラック」やスズキ「キャリイ」を想わせるデザインと表記。
リュウ・アサダ氏自身の答えではありませんが、マテルはダイハツ「ハイゼットトラック」やスズキ「キャリイ」にマイティKは似ているとしています。
リアパネルにもアサダ・タイヤ・ショップのロゴ。
ヘッドライトはクリアパーツで角目かと思わせてクリアパーツに丸目がモールドされる凝ったデザインです。
丸目ヘッドライトも凝っていますが、インタークーラーの存在感が光ります。
設計も秀逸でシャシー側のプラパーツを回り込ませて、シルバーで再現。
存在感を高めています。インタークーラー横の四角い造形はナンバープレートです。
キャビン内部の再現も細かくて、特にハンドルはいつものホットウィールならお皿みたいでフラットですが、ご覧の通りスポークが再現されています。
シャシー裏は構造的なモールドは無し。
エンジン搭載位置の謎が解けるかと思ったのですが、謎はナゾのままでした。
というわけでレビューして参りました、ホットウィールのマイティーK。
単品販売もあって欲しい方の手には渡ったと思われます。
リュウ・アサダ氏の最後の作ということで思いの詰まった1台となっていますね。
手に入れられてヨカッタです。
そうそうリュウ・アサダ氏のデザイナー仲間がマイティKを実車で再現しています。影響力のある、氏のお人柄が偲ばれるエピソードです。
ご冥福をお祈りしたいと思います。
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