TOMEI×HIROTA 東名サニー(B110型)
50周年を迎えた東名パワードのブースに展示されたTOMEI×HIROTA東名サニー。
日産B110型サニーをベースにTS仕様にしたレーシングカーです。
TSとはツーリング・スペシャルの略で、市販車ベースのレースレギュレーションにあわせたマシンです。
東名パワードの30周年記念で復刻されたB110サニーで、車両製作は自動車工房ヒロタ。エンジンメンテナンスは東名パワードが行い、今でもJCCA(ジャパン・クラシック・カー・アソシエイション)主催のFレースに参戦していたそうです。
つまり現役のレーシングカーということになります。
TOMEI×HIROTA 東名サニー(B110型)フロント/リアビュー
旧車でもオーバーフェンダ-が付いて、前後スポイラーが装備されると、途端にカッコイイ。
フェンダーミラーが懐かしいですね。
カーサンが免許を取った世代はドアミラーになっていたのですが、子供の頃はフェンダーミラーが当たり前。
前方からの視点移動が少なく後方確認が出来たスグレモノ。
反面遠くて小さく、ドアミラーほど広い範囲をカバー出来ていなかったと思います。
カーサンの親父は二種免を持っていて車にはうるさい親父でしたが、ドアミラーの車に初めて乗ったとき、「見辛い。ミラーはフェンダーがいい。」と言っていたのを思い出します。
東名パワードB110サニーのエンジンスペック
A12型エンジンの1200ccをボアアップして1300ccに。
ノーマルのボアが73.3のところを77.0まで拡大しています。
ボアアップに伴い、ピストンもオーバーサイズとなり、鍛造ピストンが組み込まれて、圧縮比はノーマルの9.0に対して、12.5まで高められています。
キャブはウェーバーが採用されて、これらのチューニングにより、8000回転で最高出力170馬力を実現。
さすが東名パワードといった感じですね。
ボアアップを始めとする、いわゆるメカチューンは、走り屋仲間の間では1つ上のイメージ。
手軽なブーストアップで、ポンっとパワーを手に入れるのとは違い、
カリカリのメカチューンでパワーを搾り出すのは男らしいと崇拝(?)されたものです。
楽しい時代でしたね。
TOMEI×HIROTA 東名サニー(B110型)細部
左右で色の違うヘッドライトカバー。オッドアイですね。
クラシカルなエアダムと呼ばれたフロントスポイラーが時代を感じますね。
ボンネットにはブルーとレッドのストライプ。矢印がモチーフになっています。
フロントフェンダーに並んでいるシールは何だろ?と思ったらJCCAの車検合格証でした。
現役レーシングカーであることを示していますね。
迫力のオーバーフェンダー。これぞビス留めウィドフェンダー。
ホイールはTOSCOで、フロント8J-13インチ、リア9J-13インチ。タイヤはADVANスリックで、フロント205-500-13インチ、リア225-500-13インチ。
マフラーはレーシングカーらしいサイド管。乗り降りの時に気をつけないと熱っ!ってことになったり。
リアのビス留めワイドフェンダー。13インチのタイヤ&ホイールが時代ですね~。
カーサン世代はギリギリ、峠でたまに走っていたB110サニー。
もちろんオーバーフェンダーなどついておらず、旧車然としたボディのまま、車高を落とし、ガボォ!ガボォ!とキャブレターの吸気音を響かせて峠を駆け抜けていましたね。
ノスタルジーです。
ホットウィールと並んで50周年の東名パワード。
カーサンは東名自動車というほうがしっくりくる感じです。
若い人の車離れが聞かれる中、50周年を迎えられた東名パワード。
まずはおめでとうございますとお伝えしたいですね。
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