あのTRD3000GTがMINI GTから発売されると知った時は小躍りしたカーサン。
このTRD3000GTが発表されたときは、衝撃的でした。なにしろJGTCのレーシングカーとほぼ変わらないシルエットにできるエアロパーツが発売されたのですから。
フロントで左右で+3cmずつ計6cm、リアは左右で+2.5cmずつ計5cmもノーマルから張り出したオーバーフェンダーが装着され、ボンネットには大きなルーバー、レーシングカーのように角度調整が可能なリアウィング、そしてフロントバンパー、サイドステップ、リアバンパーで武装されたエアロボディは迫力がありました。
そのTRD3000GTが25年以上経過した現代に1/64ミニカーとして発売されるとは!MINI GTもいいマシンをラインナップしてくれたものですね。
とても嬉しいです。
ボックスから出して、一番に思ったのは、「アレ?細過ぎない?」ということ。
TRD3000GTはもっと前後フェンダーが張り出してワイドでどっしりしたイメージがあったのでスマートすぎると感じました。
特徴的なエンジンフードのルーバー/エアスリットや、大きなリアウィングは紛れもなくTRD3000GTですが、ノーマルフェンダーと大差ないような…。
上から見ても…ウーン…やはりフェンダーの張り出しが少なく見えます。
JGTCのレーシングカーと遜色ないほど、張り出していたTRD3000GTとは思えない前後フェンダー。
実車をスキャンしたという1/18オットーモデルのTRD3000GTと比べてもフェンダーの張り出しは少なく見えます▼
オットーとの違いはリアフェンダー下部の膨らみ方。
オットーはフェンダー下部まで張り出しを保ったまま落ちていっているように見えます。
あとリアフェンダーエンドの上部も後方まで張り出しを保っているように見えるので単純に寸法ではない部分が見た目の印象を違えているのかもしれません。
サイドビューでは、リアフェンダーのアンダー部分の寸足らずな様子が確認できます。実車はサイドステップのアンダーとリアフェンダーエンドの下部は無理なく繋がる位置まで落ちています。
そのためMINI GTでは、リアはノーマルのように見えてしまいます。
やはりリアのフェンダー上部のカドが立っていないのが分かります。
実車はJGTCのスープラのように水平方向に張り出して落ちる感じのオーバーフェンダーなのですが…。
フロントフェンダーも、もっと下膨れな感じになると実車に近くなります。
フロント開口部の垂直のステーも実車より控えめです。
ちょっとフェンダーに迫力がなく…残念な印象になってしまいましたが、リアウィングの出来は素晴らしい。
角度調整部分のモールドがされていてイイ。ウィング本体の薄い仕上がりも良い感じです。
デフロスタも再現されていますね。
マフラー部分だけ塗られたシャシー裏。
マフラーは恐らくTRDのハイレスポンスマフラーで、大口径な割に実際の音は静かなのはメーカー直系の製品だからですね。
キチンとフロントバンパーが社史裏に回り込んでいるのが再現されています。
と、見て参りましたが、期待が大きかっただけに、オーバーフェンダーは残念。
スマートな仕上がりは、これはこれでイイんでしょうが…カーサン的にはちょっと物足りない…。
かといってオットーのTRD3000GTは手が出ませんし…。
実車の3Dスキャンじゃない可能性がありますね。
細部が良くできているだけに惜しい。
次はTRD2000GTを発売してい頂いて…あちらは明らかにフェンダー形状が違い、ミニカー映えもしますからね。発売希望です。
すでにレッドのカラーリングのモノが…▼
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