今月のホットウィール発売日に新金型の新車として発売されたアストンマーティンV12スピードスターのホットウィールです。
カーサン全く知らなかった車で、ホットウィールで初めて知った次第。
世界88台限定で、700馬力オーバーのパワーで値段は遺徳円オーバー、庶民には関係のない雲の上の車です。
実車はフロントから見るとアストンマーチンとすぐ分かるデザインで、真新しいところは無さそう…ディテールで見せる感じ?と思った実車でしたが、リアビューは中々攻撃的。
アストンマーチンを感じさせながら、未来を感じさせるデザインです。
そんなアストンマーティンV12スピードスターのホットウィールは発表時のカラー、スカイフォール シルバーを模したと思われるァラーリングが1stカラー。
フロントは従来のアストンマーチンを踏襲したデザインで、実車はリブの際立つディテールが凝っていて、残念ながらホットウィールでは、再現しきれていません。
フロントに対してリアは攻めたデザインをしていたアストンマーティンV12スピードスターですが、ホットウィールでは、再現されておらず…なんだかノッペリしちゃって形状が煙に巻かれている感じ。
ドライバーとパッセンジャーのシートが分離されるデザイン。
このデザインはよく見かける手法ですが、アストンマーティンV12スピードスターでは戦闘機のF/A-18ホーネットをデザインに取り込んだというデザインコンセプトに基づいた形状で意味を持たせています。
実車はシート後方のカウルにウィンドウがはめ込まれ、戦闘機のキャノピーをモチーフにしたデザインを組み込んでいるのですが、ホットウィールでは再現されていません。
F/A-18ホーネットをデザインに取り込んだアストンマーティンV12スピードスターですが、もっとも顕著なのがコックピット。
ホットウィールでは、細部が再現されませんが、ドアハンドルなど引っ張ると取っ手部分が布製のフックになっていて独自の世界観を見せています。
上の画像のシート座面前端中央のくぼみは布製のフックが据えられ、恐らくシートの位置を調整する際に引っ張るためのものと思われます。
実車ではパッセンジャーとドライバーを分けるブリッジ部分には「DO NOT STEP」との文言と戦闘機のシルエットが入る注意書きのような遊びも。
ホットウィールでは珍しくハンドルの再現が細かいです。
実車よりコロンとしてしまっているホットウィールのアストンマーティンV12スピードスター。
汎用タイヤを使うため、ボディの厚みが増してしまうのは分かりますが、フロントフェンダー後方のルーバー状のデザインは、もっと細くしてよいと思います。
ルーバーの造形も雑で、下側のエグレをもっと忠実に再現すべきと思います。
ヘッドライトは印刷。ノーズのリブはもっとエッジを効かせて欲しいところです。グリル形状でアストンマーチンと分かりますが…ね。
リアは大まかには形を捉えていますが、実車の良さが全く出ていない。
面とエッジの緩急が最大の見せ場と思うのですが、ご覧の通りルーズ。
テールランプが再現されていないのもルーズさを増長させています。リアウィングと一体化するテールランプデザインをジャストで印刷位置を合わせるのは難しいということなのだと思いますが、ならば、ある程度モールドすればよかったと思います。
恐らくフラットボトムと思われるシャシー裏。フロントリップに下面に空気を取り込む凹みが見えます。
リアの跳ね上げたディフューザーから積極的に空気を抜いていくのがホットウィールからも想像できますね。
久しぶり?にグダグダ書いてしまった…実車再現という点ではあまりイイ出来ではないアストンマーティンV12スピードスターのホットウィール。
88台のリミテッドモデルということで実車を3Dスキャンできなかったのかも。
…という点を除いても実車への愛が足らない感じがします。
イカン、イカン…子供向けミニカーにグダグダ言うんじゃねぇと、怒られてしまいますね。
カーサンとしては実車を知らなかったので、今回ホットウィールで知ることができたのはヨカッタなぁと思っています。
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