RE雨宮K&N D1 RE4ローター FD3S D1グランプリ2018シリーズ参戦車両
RE雨宮の東京オートサロン2018ブースに展示されていた、もう1台のRX-7はD1グランプリの2018年の参戦車両であるFD3S。
東京オートサロン2018直前まで作業していた出来立てホヤホヤのブランニューマシンです。
注目はそれまでコスモの20B3ローターだったロータリーエンジンを、13Bを2つドッキングさせた4ローターのロータリーエンジンを搭載しているところ。
よろしくメカドックでの知識からすると、ハウジングを繋げていけば理論上は可能ですが、エキセントリックシャフトを自作しなくてはならず、現実には難しいとされていました。
レーシングカーとしてはルマン優勝のMAZDA787Bが4ローターでしたが、メーカーだからできること(しかも目カーでも3ピース構造)で、チューニングショップではエキセントリックシャフトの自作は難しい。
しかし後の東京オートサロン2004でスクートが4ローターのFD3Sを出展。
当時は驚いたものです。
この時は12Aの4ローター。
恐らくエキセントリックシャフトも13Bの4ローターと比べると短いながらもショップレベルでの4ローター実現に驚嘆の声が上がりました。
このスクートでは13B4ローターキットも販売しており、エキセントリックシャフトを3ピースとしながらも精度や耐久性をクリア。
13Bで4ローターを実現しています。
そんな訳でメカドックの時代では難しかった4ローターも現在ではショップチューンでも可能な技術となっているようです。
なんだか海外では6ローターなんていうエンジンも存在しているらしいので、何でもアリ?
RE雨宮がエキセントリックシャフトをどのようにしているかは記載が無く不明ですが、13B×2の4ローターエンジンで排気量はGT-RのRB26と同等の2616㏄にスープアップ。
そこへGCGのタービンで過給して800馬力を発生します。
ドリフトで必要なモアパワー、モアトルクを実現しています。
それでは13B×2で4ローターエンジンを搭載したD1マシン、RE雨宮K&N D1 RE4rotor FD3Sを見てみましょう。
RE雨宮K&N D1 RE4ローター FD3S D1グランプリ2018シリーズ参戦車両 前
ヘッドライトカバーが違うくらいでエクステリアはほとんど変更なし?
RE雨宮K&N D1 RE4ローター FD3S D1グランプリ2018シリーズ参戦車両 前
エアクリーナーのK&Nをメインスポンサーに雨宮ブルーが美しい。
RE雨宮K&N D1 RE4ローター FD3S D1グランプリ2018シリーズ参戦車両 ボンネット
ボンネットのルーバーのエッジ部分にモールがつけられていますがハテ?空力的な効果と思いますが…気になります。
RE雨宮K&N D1 RE4ローター FD3S D1グランプリ2018シリーズ参戦車両 13B4ローターエンジン
オネーサン人気がすごいのでエンジンルームまでは近づけず…。エアクリダイレクトのビッグシングルタービンがチラリ見えますね。
RE雨宮K&N D1 RE4ローター FD3S D1グランプリ2018シリーズ参戦車両 メインブース
この間、ご紹介のRE雨宮 X-RESPONESE-7 FD3Sとの2ショット。
車高はD1マシンのほうが高く見えますね。
13Bを2つで4ローターとは時代は進化しているのですね。
4ローターで今年は優勝しちゃうかもですね。
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