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Legends Tour2020でホットウィール化された1970ポンティアック・ファイアーバード

投稿日:2022年3月12日 更新日:

Hotwheels Legends Tour2020 1970 PONTIAC FireBirad

3月のホットウィールの発売日に手に入れました、1970ポンティアック・ファイアーバード。

パッケージにある「Legends Tour」のロゴにある通り、優勝するとその車両がホットウィールになるというLegends Tourでホットウィール化された車です。

この1970ポンティアック・ファイアーバードはライリーステア氏の製作したマシンです。

これがタダモノではないのは商品写真から分かっていたことですが、実際手にしてみると更にスゴイ!

ボンネットレス、フレアと呼ばれるほど張り出したオーバーフェンダー、フロントバンパーレス。

オーバーフェンダーは別成型のオーバーフェンダーを溶接でつなげています。
カーサンは特にリアビューが好み。

外観の全体のバランスがイイことから購入した1970ポンティアック・ファイアーバードでしたが、手に入れますと、作りこまれたエンジンルームに驚きます。

6.6リッターのシェビーLSXベースのV8、NAが1000馬力を絞り出す!

エンジンの上に入る補強から、もしかしてパイプフレーム?と思いましたが、まさにその通り。チューブラーフレームが採用され、オリジナルのモノコックではいと言います。

エンジンは400CI(400立方インチ)=6.6リッターのシェビーLSXベースのV8で、NAで1000馬力を絞り出します。

しかも10008回転まで回すことができ、燃料はエタノール。
燃焼にガソリンの3倍の量の燃料が必要なため、インジェクターが大型化され燃料ポンプは2つ搭載されています。

ラジエーターも2つ搭載で、エンジンの搭載位置はドライバー側に56cmシフトされフロントミッドシップ化。
結果前後重量配分は47:53となっています。

そのため、運転席側の片バンクのエキマニは一度フロント側に戻ってから反対側のバンクのエキゾーストと並び、サイドマフラーから排気されます。

ホットウィールでは剥き出しだったエンジンも、その後、ボンネットが装備されました。僅か6ポンド(2.7kg弱)でエアダクトはリバースしているのも特徴的です。

右ドアサイドの下に見える黒い楕円がサイド出しマフラーで、1つの筒が4分割されています。

ホットウィールアレンジでリアホイールが大きくなっていて、そのためか、少しリアがボリューミー。でもそれはソレでイイ感じです。

実車のホイールは前後とも16インチ。
パナスポーツ(PANASPORTS) C8-16のゴールドです。

タイヤはフロント:23.5x12R16、リア:25.5x12.5R16。
インチ表記なのでタイヤ幅が良く分かりませんのでmmで表記するとフロント596.9mm、リア647.7mmという極太。

ハンドルにはパワステが付いていますが、この極太タイヤを曲げるにはパワステが必須とのこと。それはそうですね~。

まるでスーパーチャージャーのようにそそり立つインテークのエアクリボックス。
ドライサンプ化されたエンジンでも、インジェクターが大型化されているため、出っ張ってしまうようです。

シャシー裏はフラットボトム。カーボンっぽいモールドがされているので実車もカーボンでしょうね。

バケットシートはカナダのカーキー(KIRKEY)のフルバケ、シートベルトはお馴染みシンプソン。

エンジンルームと同じ成型の為、コックピットもクロムメッキ仕上げでインパクトあります。

プッシュロッドサスまで再現されたホットウィール

リアウィンドウからは、チューブラーフレーム採用の元となったプッシュロッド式ダンパーがモールドされているのが見えます。

ダンパーはオーリンズのTTXカスタム。

驚くのは、このマシンの製作者、ライリーステア氏はプロではなく全くのプライベーターだったということ。
実家のガレージ脇で製作したというから驚きです。

自分のスキルを試すということと、自分のスキルをしてもらう名刺代わりに製作したと言います。

スゴイですね。
現在は自身のショップ、”PROTOMACHINE”を開いています。

ホットウィール化され名刺代わりには申し分ない働きをしていますね。

もう1台あってもイイかな~と思うくらい良いホットウィールです。

 


 

 

 

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