ずっとヴェイルサイド・フォーチュン7と思っておりましたが、正式には「Veilside RX-7 Fortune model」でした。
そのフォーチュン・モデルの東京オートサロン2005発表時の写真をご紹介。
この後に、あのワイルドスピードX3 トウキョウドリフトでハンの愛車として登場してきたので、東京オートサロンで発表されたVeilside RX-7 Fortune modelを見て劇中車に採用したのだと思っておりましたが、逆でした。
まずワイルドスピードの劇中車の依頼があってから、劇中車のイメージを踏まえて製作されたのが、このVeilside RX-7 Fortune modelだったというのです。
東京オートサロン出店の為ではなく、ワイルドスピードの為に作られたRX-7だったというわけです。
この写真のVeilside RX-7 Fortune modelは云わばワイルドスピード劇中車のプロトタイプ。
映画関係者が、このバージョンを見て最終確認したそうです。
とはいっても、エアロに関しては劇中車と変わりなく見えます。
僅かにフロントバンパー開口部にメッシュネットが無い…くらい?
ノーマルボディに被せる形で装着されるエアロはロングノーズ化され、代わりにリアはリアバンパーレスっぽいデザインとなり、長さが詰められています。
結果、ノーマルより18cmほど全長が伸び、全幅に至ってはノーマルに対して片側+10cm、全幅で+20cmワイドになります。
ホイールはヴェイルサイドのアンドリューレーシング・エボリューションVでフロント、19×9.0J+6/リア19×12J-34。
タイヤはフロントで255/30/19、リアは305/25/19を飲み込んでいます。
撮影中にぶつかっても交換しやすいようにビス留めとなっていて現場で交換ができるエアロは現在のビス留めワイドフェンダーの思想と同じ。
ただ、ヴェイルサイドでは、そのビスを鋲に見立て、デザインとして生かし武士の鎧のイメージを構築しています。
しっかりとした劇中車としてのコンセプトが表れていたこともあって、東京オートサロン2005のコンプリート部門で最優秀賞、最終的にカスタムカーグランプリを受賞しています。
当時はアナログカメラがメインだったカーサン。
ヴェイルサイドのブースは薄暗い上に真っ赤なライティングにダークなワインレッドのカラーリングのVeilside RX-7 Fortune modelはご覧の通り、腕の無さもあって形状が良く分かりません。
そんなことを映画関係者も感じたのか、感じなかったのかは分かりませんが、ワイルドスピードでは夜間走行のシーンで映えるようにオレンジ/ブラックのカラーリングになったそうです。
逆にDKのZ33は敵のイメージでブラックのカラーという映画的なアプローチがされています。
この当時のオプションがあればエンジンなどスペックが分かるのですが…もしかしたらどこかの段ボールにはいっているかも…出てきたら追記したいと思います。
▼関連記事はコチラ
当ブログのRE雨宮関連記事
日産スカイラインR33GT-Rのホットウィールは後から手に入れたワイルドスピード
ファスト・チューナーズ(ホットウィール・ワイルドスピード・プレミアムシリーズ)の日産S15シルビア
ニッサン・スカイライン2000GT-Xのホットウィール・ワイルドスピード・プレミアシリーズ”ファスト・リワインド”