ZENOS E10S【 ZENOS CARS JAPAN】
閉館間際の東京オートサロンで見つけた見慣れないスポーツカー。
それがゼノス E10Sです。
東京オートサロンだっただけになにかベース車両があってカスタマイズされた車両なのかと思いましたら、まったくのオリジナル。
イギリスに本社をもつゼノス・カーズ。
少量生産でスポーツカーを提供している、いわゆるバックヤード・ビルダーといったところ。
イギリスにはそういったマニアックなものづくりがありますね。
画像では、ちょっとデザインの好みが分かれそうにみえますが、ゼノス・カーズ・ジャパンのHPを見ると、とても伸びやかなフロントノーズの後方にコックピットが配されるとてもカッコイイデザイン。
ロングノーズ、ショートデッキのスポーツカーの王道スタイルにみえます。
車幅があるので画像ではちょっと…ですが実車はもっとかっこいいですね。
押出成型のアルミニウム製メインフレームをベースにカーボンファイバーを組み合わせたハイブリッド構造のシャーシ。
その結果、車両重量は725kg!
そこに250馬力を発生するフォード製2リッター・ターボのエコブースト・エンジンを組み合わせてパワーウェイトレシオは実に2.9!
軽さは武器ですね。
同社のHPにも「疑う余地のない、純度100%のライトウエイトスポーツ。」と謳われているのも頷けます。
最高時速は216km/hながら、ミッドシップマウントされたエンジンとダブルウィッシュボーンサスペンションとでコーナーリングは楽しそう。
テールエンドはご覧のとおり。丸目ワンテールにセンター出しマフラー。
特徴あるフロントフェイスとは対照的にフラットなイメージのリアビューです。
ボディーカラーはベースカラーのZENOS Yellow。
ベースカラー4色(ブルー、レッド、グリーン、イエロー)のほかにオプションカラーがあり、Firebrand Red、Wired Orange、Scandalous Yellow、Noble White、Razor Silver、Screamin Green、Soarin Blueなど基本的なカラーは取り揃えられています。
展示されていたのは、このE10SのほかにNAのE10。
▼こちらから見られます。
ZENOS E10【 ZENOS CARS JAPAN】
ノーブルホワイトのゼノスE10。
最高出力200馬力のフォード製2リッター直列4気筒エンジンでこちらはNA(自然吸気)。
NAのほうがエンジン音が高音になるので、よりスポーティかも。
もう1台最上位グレードのE10Rがありますが、こちらは展示されておりませんで…。
残念です。E01Rは最高出力350馬力の2.3リッター・ターボエンジンを搭載。
車両重量700kgですからパワーウェイトレシオは2。
これはマクラーレン・MP4-12Cをも上回る数字です。
外観にほとんど違いは見られませんが、走りは大きく違うでしょうね。
ただ、残念なことにイギリス本社のゼノス・カーズは今年1月末に倒産してしまったそう。
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