MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT
前回ご紹介の三菱コンセプトXから十年以上経過し、新たなエボとして2017年の東京モーターショーで公開された三菱MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT。
「e」の文字から分かるように、MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPTはEV電気自動車です。
まぁこれからの時代はEVが主流なのは間違いないのですが、スタイルも人気が低迷しているセダンからSUVとシフト。
次期ランエボというより「エボリューション=進化」という言葉のイメージを継承していく感じのようです。
e-EVOLUTIONと聞いて、次期ランエボを想像しましたが過去にはパジェロ・エボリューションもありましたし、次期ランエボというよりは三菱の会社として内燃機関からEVへのEVOLUTIONをイメージさせる意味合いと考えられます。
ちょっと出遅れている感のあるMITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT
EVへのEVOLUTIONということですが、技術的には真新しい感じがなくコンセプトカーとしては弱い感じ。
SUV、EV、システムの融合という3本柱を掲げているMITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT。
もうSUVとかそういうカテゴリに縛られているあたりから遅れている感じです。
もっとも来年発売予定です。というような車両でしたら、コレでいいと思うのですが、回りがEVになってきているのでEV作りました…では遅い感じです。
システムもトヨタが車が家族の一員のような分かりやすいビジョンで未来への明るい車社会への対応を提言しているのと比べると、今まで見たようなシステムでやはり遅れている感は否めません。
車載AIがドライバーのドライブをコーチング…とありますが、自動運転化が進む上、ユーザーが自分の運転をとやかく言われるコーチングを望んでいるのか?も疑問が残ります。
MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPTのデザインを8方向から見てみる
MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPTをフロントから見ますと、やはり「レクサスに似ている」と思ってしまいます。
やはり原因はグリルにあると思われ、レクサスのアイデンティティーであるスピンドルグリルと似通っているのがマイナスポイント。
フロントはマイナスポイントですが、リアは独特な造形でこちらはカッコイイ。
リアの斬新さをフロントでも出して欲しかったですね。
サイドから見るとホットウィールみたい。
大きなホイールとチョップされたルーフがホットウィールっぽく見せています。ルーフの低さはコンセプトカーならでは。ですね。
ボディサイドがかなり絞り込まれてサイドシルが剥き出しにもみえる水平ラインがカッコイイ。
コンセプトカーだし、実際見えていてもよかったかも。
ドアの観音開きはコンセプトカーでは良くあるパターンなので新しさはないですね。
リアの大胆デザインをフロントにも活かしたいMITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT
リアの立体的なデザインはすごくかっこいい。
サイドからギュっと絞り込んだようなデザインは秀逸です。
六角形のモールドを押し出したような造形はパジェロのスペアタイヤのイメージだそうです。
テールランプがCピラーまで食い込む感じとか細かいところも他にない感じでイイ。
そんなリアに対してフロントは…
レクサス感がついてまわります。
フロントはリアくらい大胆なデザインを打ち出して欲しいですね。
コンセプトカーなのですから。ね。
フローティングデザインのコックピット
メーター類が宙に浮いたように見えるフローティングデザインが採用されているMITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT。
ステアリングは矩形であることからかなりクイックなハンドリングであるこ
とが想像されます。
コンセプトカーですからね。ハンドルは見た目重視ですね。
というわけで、MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPTはエボリューションの名が付いてはいましたが次期ランエボではなく、三菱のEVへのエボリューションを示すものだったようです。
やはりランエボはXで終了…なのでしょうか?
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