三菱コンセプトX 【 Mitsubishi Concept X 】
2006年の東京オートサロンに展示された三菱コンセプトXです。
前年に開催された第39回東京モーターショーに出品されたデザインスタディモデルが東京オートサロンでも展示されて話題となりました。
その後発売された三菱ランサーエボリューションXのスタディモデルといわれ、デザイン自体は、この段階でほぼほぼ決定していたと分かりますね。
この時点では「コンセプトX」のXはランエボの「テン」ではなく「エックス」です。
「コンセプト・エックス」が正式な呼び方で、ランエボX(テン)との繋がりを示すのみでした。
まぁ誰しもが「次期ランエボでしょ。」と思っていましたが。
コンセプトカーとしてはかなり市販車を匂わせる完成度の三菱コンセプトX。
コックピットも完成していてパッと見たらコンセプトカーとは分からないかも。
コンセプトカーとはいえ高い完成度を誇る三菱コンセプトX
高い完成度でシハンバージョンと大差ないように見える三菱コンセプトX。
大きく違うのは灯火類くらいでしょうか?
販売されたランサーエボリューションXのほうが、シャープなラインで、こちらの三菱コンセプトXは、やや丸みを帯びています。
カーサンとしては、コッチの三菱コンセプトXのほうが好み。
ボンネットのアールなんかシビれますね。
逆スラントノーズは、この三菱コンセプトXの時には既に採用されていて、キレイに収まっています。
特徴的なフロントグリルのバンパー部分までブラックアウトする試みもこの三菱コンセプトXで取り入れられ、まるでフロントバンパーが途中で切れて大きな開口部が存在しているかのように見えます。
ジェットファイターグリルとネーミングされています。
ヘッドライトとテールランプは三菱コンセプトXのものから変更
市販のランサーエボリューションXのヘッドライトとテールランプは、この三菱コンセプトXから変更されています。
三菱コンセプトXのヘッドライトは少し収まりが悪いのですが、見た目は細目でカッコイイ。
市販版となるランサーエボリューションXでは小さかったプロジェクター部分が大きくなり、ヘッドライト自体の大きさも大きくなっています。
テールランプは如何にもコンセプトカーという見た目でしたが、市販版ランサーエボリューションXでは4灯式になり、ランプユニットに角度が設けられ吊り目になっています。
テールエンドで言えば、マフラーの出口が三菱コンセプトXでは外側いっぱいの位置にありましたが、市販版ランサーエボリューションXでは、内側に寄った仕様に変更されています。
意外と普通?三菱コンセプトXのホイール
意外だったのはホイール。至って普通のホイールでコンセプトカーらしい華々しさが薄いですね。
市販バージョンに近しいモデルというアピールなのかもしれませんが、惜しいところ。
5本スポークの途中から10本スポークに変化するデザインは面白いと思います。
2リッター直列4気筒をタービンで過給するのはいつものランエボですが、ブロックがアルミ製に。
注目は2ペダル6速マニュアル・ミッション。
これはランエボXでもツインクラッチSSTとして搭載されAT限定免許でも乗れると話題になりました。
残念ながら、この三菱コンセプトXがランエボXとして発売され2015年のファイナルエディションをもってランサーエボリューションXは販売を終了。
ランサーエボリューションシリーズは終焉を迎えました。
しかし、2017年の東京モーターショーにMITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPTというコンセプトモデルが発表。
新世代エボリューションの可能性を示唆していますが、従来のエボシリーズとは違い見た目はSUVとなっています。
MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPTについては、改めてご紹介しますね。
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