2001年に開催された第35回東京モーターショーのスズキブースに展示されたスズキ エリオ パイクスピークスペシャル2001です。
アメリカで行われた第79回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムで惜しくもサストラブルでリタイヤしたマシン。
押し入れから発掘された写真です。
ドライバーはモンスター田嶋こと田嶋伸博選手。
1989年からパイクスピークに挑戦し続け、2016年に日本人初のパイクスピークの殿堂入りを果たし、レジェンドとなったのは今更いうまでもありませんね。
名前の通り、スズキ・エリオがベース…と言いたいところですが、見た目だけで中身は全く別。
パイプフレームで組まれたシャシーにカーボンケブラー製のボディを被せたもので完全なレーシングカーです。
エンジンはスズキ・エスクードのH27A型 V6 2.7リッターエンジン本体にも手を入れ、タービン2基掛けで995馬力を発生させています。
パイクスピークのトップカテゴリーのアンリミテッド・ディビジョンのエントリー車両だけあって凄まじい外観で、特に前後の大きなエアロが、特徴的です。
それまでのエスクードからエリオになったのは、この年、スズキ・カルタスの後継車としてスズキ・エリオが発売されたからでしょうね。
販売促進戦略なのは明らかです。
因みに2004年には、またエスクードに戻っています。
パイクスピークのマシンは、サスペンションのストロークが長く、タイヤとタイヤハウスの隙間がかなりありますね。
リアから見るとシャシーのグランドエフェクトを得るための構造が見えるはずですが、なぜか、リアからの写真はありませんでした。
ショーで写真を撮るときは、最低限、斜め前と対角線上の斜め後ろの写真を撮るようにしていたのですが…展示の関係で後ろに回り込めなかったのかもしれません。惜しい。
▼関連記事はコチラ
当ブログの東京モーターショー関連記事
TRD2000GTの画像発見!ディーラーで買えたトヨタMR2のワイドボディ・コンプリートカー
サードMC8はルマン24時間耐久レースのホモロゲ取得のためのトヨタ・MR2【SARD MC8】
SARD MC8RはMR2ベースのル・マン24時間耐久レース参戦車両【大塚家具展示車両】