フェアレディ240Z、1972年モンテカルロラリー3位入賞車両
1972年のモンテカルロラリーで3位入賞のフェアレディ240Zです。
当時は輸出名のDATSUN 240Zとして出場しました。
海外では「ダッツンのZ(ズィー)カー」となんて呼ばれていましたね。
もちろんタイヤはダンロップタイヤを装着していたのでDUNLOPブースに展示されています。
てっきり1971年のサファリラリーで総合優勝した車両と思ったら、違いました。
そこより、ドライバーに注目。
ドライバー:アルトーネン選手、コ・ドライバー:ジャン・トッド選手。
そうモータースポーツでジャン・トッド選手と言えばF1のフェラーリの元監督…そしてFIAの会長。
日産でコ・ドライバーとして活躍していたんですね。
フェアレディ240Z、1972年モンテカルロラリー3位入賞車両 右前
ボンネットが黒く塗られているのはカーボン製だからではありません。
太陽光が反射して眩しいので黒く塗っているのです。
昔の車はボンネットが視界に入りましたからね。いろいろ知恵を絞ったものです。
フェアレディ240Z、1972年モンテカルロラリー3位入賞車両 右後
カーさんが幼少時に持っていた240Zを「マッカー」と読んでいたのは以前書きましたが、イメージとしてはこんな感じの真っ赤なボディー。
それでマッカー。マッカー思い出しちゃうんですよ。赤い240Zを見ると。
フェアレディ240Z、1972年モンテカルロラリー3位入賞車両 左後
センター寄りの2本出しマフラーがカッコイイ。ライティングでピカー!っと光っちゃって見づらいですが、リアフェンダー上に古いロゴで「DUNLOP」と入ってます。
フェアレディ240Z、1972年モンテカルロラリー3位入賞車両 前
サファリではないのでアニマルガードこそありませんが、フロントグリルに4灯もランプが突っ込まれています。
フェアレディ240Z、1972年モンテカルロラリー3位入賞車両 後
バックランプにも補助がついてます。というか補助ランプのほうが大きい。
フェアレディ240Z、1972年モンテカルロラリー3位入賞車両 横
今見てもかっこいいボディーライン。Zもこのデザインを今風にアレンジして発売すれば売れると思います。
フォードGTみたいに。
フェアレディ240Z、1972年モンテカルロラリー3位入賞車両 フェンダー
でました!「トッド」とカタカナで書かれています。イイ味出してます。
というわけで1972年のモンテカルロラリーで3位入賞したほうのフェアレディ240Zがダンロップブースに展示されていました。
思わぬジャン・トッドと日産との繋がりに驚き。
さすがにこのZのころにはまだまだ子供でしたからね。
ジャン・トッドがドライバーだとか、全然分かるはずもなく、ただただ、「マッカー」と呼んでミニカーで遊んでいただけでしたね。
そのトッドが今やFIA会長。
出世しましたね。
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