0円で出来る安全運転とは?
スピードを出さないことが安全運転?
安全運転。
車に興味のない人が増えたこともあって、運転技術への向上心はだいぶ薄らいでしまった昨今。
おいおい!という運転も多々見られます。
カーサンの運転暦は、走行距離概算で50万キロを越え60万キロとの間のあたり。
以前記事にしました、「運転暦を年数でいうのはナンセンス。せめて生涯走行距離で示すべき。」で運転暦を年数でいうのはナンセンスと思っておりますので、走行距離で記し
ています。
もちろんその間、事故をしたりもらったりしていますが、相手がいる事故で言えば10回に満たない数だった
と思います。
走行距離からすれば少ない事故暦だと思います。
これには理由があります。
普通の運転手の方が絶対経験したくないことを若いうちに経験していたからなのです。
それは…。
免許取り消し。
20年以上も前のことですからだいぶ前のことになりますが、これが後の運転に多大な影響をもたらしました
。
当時は走り屋まっ盛りだったカーサン。
後ろから煽られ、結構なスピードでネズミ捕りにひっかかりました。
この前に20km/h以下での追突で鞭打ちと診断され人身事故もやっておりまして累積で取り消しです。
走り屋だったカーサンにとっては耐えられない出来事ではありましたが、週末は仲間の助手席でアチコチ行
けました。
仲間のおかげで、欠格期間を乗り切ることが出来ました。
感謝ですね。
さて、1年の欠格期間を経て、免許の再取得には「取消処分者講習」を受けなければなりません。
仮免許の取得後、受けることが出来る講習で2日間やりました。
本免試験の前に受ける必要があります。
またカーアンは飲酒ではありませんでしたし、当時は無かったかもしれませんが、飲酒の方は別に講習があ
るようです。
2日間まじめに受講しました。
この時の、路上教習がカーサンの安全運転レベルを上げてくれたのです。
恐らく最後のほうに行われた路上教習だと思いますが、
教官から「信号や一時停止など停止しなければいけないところ以外でブレーキを踏んだら不合格」といわれ
ました。
つまり、飛び出しや予期しない割り込みなどでもブレーキを踏んだらアウトです。
もちろん教習車ですから教官がブレーキを踏めますから、教官が安全ではないと判断してブレーキを踏んで
もアウトです。
これは難題です。
すべての起こりうる事故の要素を考えながら運転しなくてはなりませんから、目を皿のようにして飛び出し
や予期せぬ事案に対応しなくてはならないのです。
自然スピードは落ち、時速30km/h位の走行。
40km/h制限ですが、そこまでスピードを上げることが出来ません。
カーブミラーをフル活用し、先のほうまで想定に入れて走行します。
その甲斐があってカーサンはブレーキを踏むことも踏まれることも無く終了。
規定の2日で取消処分者講習を終えました。
安全運転は見ることから
この講習で分かったのが、安全運転は「見る」ことから始まるということ。
それまでカーブミラーとか、全部をチェックしていませんでしたが、取消処分者講習では全てのカーブミラ
ーをチェックし、周りの状況を把握しようとしていました。
つまり、「見る」ことで周りの状況を把握し、先に先に予測を行うことが大事なのであるということに気が
付きました。
今現在のカーサンからみれば、免許取り消しになる前のカーサンの運転は「おいおい!」というものだった
と思います。
しかし言っても分からなかったと思います。
「見る」ことが安全運転につながるといっても、「見てるから。」と一言で終わってしまうことでしょう。
あの教習と同じ状況を体験しないと気が付くことは無いのではないかと思います。
もう1日来るのはやだ!という気持ちから本気でブレーキを踏まないように運転しましたからね。
人間は体験しないと分からないですし、身に付かないのです。
それからのカーサンはカーブミラーは全てチェックし、交差する道を通過するときはササっと左右も確認し
ています。
「俺は見ているから。大丈夫。」と思っている方、安全運転に大丈夫はありません。
思っている以上に見ていかないと安全運転にはなりません。
カーサンも常に見ることに注力しています。
スピードを出していないから安全運転と考えている人が意外と多く、そういう人は40km/hで走りつつ、何も
見ていない。
後ろから見ていると見ていないことがバレバレです。
それどころか助手席と話しながら完全に横を向いて指まで指してよそ見運転をしています。
「前を見ろ!」といいたくなります。
どこを見るのか?
「見る」ことに注力した安全運転、慣れてくれば見なくてはいけないポイント、見なくてもいいポイントが
分かってきます。
よく言われるのが一ヶ所に集中してみないで全体を見ろ。ですが、これは慣れないとなかなか難しい。
集中してみないで全体をフォーカスするようにみますが、ボーと見るのがいいなどと勘違いして危険を見落
とす人がいたりします。
ボーとみるのではなく全体を注視するイメージです。
これが難しければ常に視点を動かし危険を察知するように努めることです。
とにかく、周りを「見る」こと。
これに勝る安全運転はありません。
見ることで危険を予想することが出来、先に対応策を考えられます。
見ていないから突発的な事態となり判断が遅れて事故になるのです。
全ての事故を防ぐことは出来ませんが、「見る」だけでも事故を減らし、安全運転につなげることが出来ま
す。
皆さんも今から「見る」ことに注意されると安全運転につながると思いますヨ。
安全運転で大事なのは周りを見る運転。
これですね。
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