GRヤリスの特別仕様車GR YARIS RZ "High performance" 1st Edition とラリーコンセプト

投稿日：2020年2月17日

GRヤリス RZ "High performance" 1st Editionです。
東京オートサロン2020のトヨタGazoo Raingのメインブースに展示されたヤリスです。

物凄い人で全体を撮影するのも難しい人気。
ワールドプレミアとはいえ、市販車のヤリスがドエライ人気です。
ヤリスって日本名ビッツですが、かつてビッツがこんなに人気があったことがあったでしょうか（失礼）？

それもそのはず、この GRヤリス RZ "High performance" 1st Edition はコンパクトカーながら 1.6ℓ直列3気筒直噴ターボエンジン＋スポーツ4WDシステム“GR-FOUR” というWRCからフィードバックされたメカニズムを搭載したマシンなのです。

パワーだけで言えば最高出力272馬力以上を誇るスーパーコンパクトです。

もちろん WRC参戦のホモロゲーション取得の目的で販売されるわけですが、1年でGRヤリス全体で2万5000台以上、ベース車は2500台以上をクリアする必要があります。

昔と違ってちゃんとそれなりの台数を販売しないとホモロゲ取得は出来ないわけで、市販車として早々と胸を張れる車が、このGRヤリスなわけです。

リアゲートにGT-FOURのエンブレム。
トヨタとしては20年ぶりの自社開発のスポーツ4WDというから力の入り方が違います。

前後駆動配分も変更できる至れり尽くせりの GRヤリス RZ "High performance" 1st Edition 。

コンパクトカーで車重が軽いのに更にアルミ素材やフォージドカーボンを使って軽量化、車重は 1,280kgで、パワーウェイトレシオは4.706kg/psを達成しています。

人が多くてあんまり見られませんでしたが、特徴的なフロントバンパーサイドのエアロデザインは見られました。

WRC車両のカナードっぽいデザインを有機的に再現した感じ。大型のインタークーラーに風を当てるため、フォグはバンパーサイドに追いやられた感じ。

2020/6/30まで予約を受け付けていると言うことですが、価格はRZで396万円。この RZ "High performance" 1st Edition は456万円。

RZ "High performance" 1st Editionにはインタークーラー冷却スプレーなどラリーアイテムが装備されているとはいいますが…。
ビッツ…もといヤリスとは思えないブルジョア価格となっています。

外観はそんなに違いませんが、こちらは GR YARIS CVT CONCEPT 。
会場で見たときは、同じ車両と思っていたくらい。

あちらが６MTなのに対して、こちらはCVTモデルのコンセプトカー。

こちらはGRヤリスのラリーコンセプト。

カラーリングとマッドガード、アンダーガード、15インチタイヤを装備という事でダートライメージが強そうです。

バケットシートとステアリングがノーマルとは違うようです。
エンジンなどスペックは不明ですが、ダートラや国内ラリーのベース車両としての販売を想定しているのかもしれません。

大阪オートメッセではGRヤリスの特別仕様車RZ“High-performance"First Editionの色違い、エモーショナルレッドⅡが展示されたようですね。

とても買える値段ではありませんが小さくて速い車は好きです。
ホモロゲ取得目的とは言えさすがトヨタ。
強いわけです。