チョップドカーボンとは?
チョップドカーボンという聞きなれないカーボンを採用したエアロを展示していたエアロパーツの有名メーカーVARISのR35 GT-R。
VARISで人気のマグナムオーパスシリーズのエアロに採用されたこのチョップドカーボン。
フロントスポイラーには普通のカーボン素材では見られない模様が浮き出ていますね。
これがチョップドカーボンの特徴なのです。
まるで大理石のような柄が本当にカーボンなの?と目を疑います。
実際カーサンも東京オートサロン2019のVARISブースで見たときはラッピングだと思っていましたから。
先ごろ発売のOPT誌を見て、チョップドカーボン製だと知りましたからね。
気が付かなかった方も多かったのではないでしょうか。
チョップドカーボンは短繊維のカーボンを使用することで高剛性を実現
定番のカーボンは長繊維のカーボンを使用し、平織や綾織といった繊維の編み方をするのですが、このチョップドカーボンは短繊維のカーボン繊維を樹脂で固めて使用することで高剛性を得られたといいます。
フォージドコンポジット成形と呼ばれる製法で作り出されるチョップドカーボンパーツは、それまでのオートクレープ成形によるカーボンパーツに比べ、短時間での成形、形状の自由度を誇っているといいます。
カーボン繊維を張り合わせて成形するオートクレープ成形に対してインジェクションによる成形と同様に成形できるフォージコンポジット成形は次世代の成形技術。
この分野で先んじているのはランボルギーニでウラカン・ペルフォルマンテでは三菱レイヨンとの共同開発で前後ウイング、エンジンフード、リアバンパー、リアディフューザーにこのチョップドカーボンを用いたフォージコンポジット成形が採用されています。
その後、ランボルギーニ・セストエレメントではフレームからボディー、インテリアまでもフォージドコンポジットで成形しています。
日本車ではレクサスLF-Aにも採用されていました。
そんなチョップドカーボンとフォージドコンポジット成形は、国内アフターパーツでは、このVARISのエアロが初めて。
そんな次世代カーボンを用いたVARISのマグナムオーパスエアロのR35 GT-Rを見てみましょう。
VARIS マグナムオーパス R35 GT-R
MY17のバンパーにフィットしたVARISのフロントバンパー。
マーブル柄で分かるとおり、チョップドカーボンがフロントバンパーに用いられています。
前方に延長された開口部のダクトや、左右の翼端形状の複雑な造形はフォージドコンポジット成形ならでは。
分かり辛いのですが、フロントフェンダーは片側2cm張り出しています。
チョップドカーボン製のVARISマグナムオーパスR35GT-Rのボンネット
VARISマグナムオーパスR35GT-Rのボンネットのダクトも3次元の曲面がキレイに成形されています。
VARISマグナムオーパスR35GT-Rのリアフェンダー
チョップドカーボン柄が目立つVARISマグナムオーパスR35GT-Rのリアフェンダー。
ホイールはボルクレーシングのTE37ウルトラトラックエディション。
リアバンパーは3ピース構造のVARISマグナムオーパスR35GT-R
VARISマグナムオーパスR35GT-Rのリアバンパーは3ピース構造。
バンパー本体、アンダースカート、アンダーパネルで構成され、バンパー本体はカーボン地ままではなく塗装しています。
テクニカルガレージササキ製ワンオフのマフラーはなんと出口がオーバル形状を縦に並べた特殊な出口でまるでルーバーのように見えます。
このVARISマグナムオーパスR35GT-Rは東京オートサロン2019のドレスアップカー部門の優秀賞を獲得しています。
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