チャージ・マツダ767B ルマン参戦車両 東京オートサロン2018 Moty'sブース展示
チャージ・マツダ767Bです。
今年の東京オートサロン2018のMoty'sブースの展示車両です。
マツダ767Bといえば、マツダ787Bのルマン優勝へと繋がる貴重なマシンです。
レプリカも多い中、こちらは3台あった本物のうちの1台。
マツダの保存車両ではなく、個人所有のマツダ767Bということで、恐らく2015年にグッドウッド・フェスティバルオブスピードでクラッシュしてしまった車両と思われます。
マツダ787Bはルマン優勝でよく知られていますが、マツダ767Bはカーサンがサーキットで初めて見て4ローターサウンドを聴いたマシンで何だか親近感があります。
確か4ローターペリだったと記憶しておりましたが、不安定なベッベッベッ・・・というアイドリング音からの高回転での快音が耳に刻まれています。
4ローターの快音については、こちら▼の記事でも。
幸せな動画グループCカーMAZDA 787Bの快音に涙【YouTube動画】
マツダ787Bと767Bの違いは、モノコック。
マツダ767Bがアルミモノコックなのに対して787Bはカーボンモノコックとなっています。
全長はマツダ767Bは787Bより全長が短く、全幅が広い。
787Bでは最高速を重視したのかもしれません。
僅かな差ですが、レーシングカーですからね、それら、細かい差の一つ一つが優勝へと導いた要因なのは間違いありません。
グッドウッド・フェスティバルオブスピードでのクラッシュから復活
2015年のグッドウッド・フェスティバルオブスピードはマツダをフィーチャーしていたこともあって、往年のマツダのレーシングカーが展示、走行しました。
そこで個人所有のマツダ767Bがクラッシュ、大破してしまったのは有名な話です。
個人所有のレーシングカーを修復するのは金銭面初め、大変な苦労があったと思いますが、見事復活、オーストラリアで行われた、ワールドタイムアタックチャレンジ(WTAC)で5ラップのデモランを果たしたそうです。
そのマシンが、今回東京オートサロンに展示されたマツダ767Bのようです。
当日は修復されたマツダ767Bとは分からず、一心不乱に撮影しておりました。
それくらい違和感無く修復されていたということでしょう。
それでは、マツダ767Bのまずはフロント周りを詳しく画像でご紹介。
チャージ・マツダ767B
リア
マツダ767BはCカーではなくIMSA-GTP。パっと見、外観からは分かりませんね。
マツダ767Bのフロントカウル
やや色褪せた感のあるレナウン・チャージカラーですが、修復したとすると、カラーリングも古色に合わせて調合しているのかも。
マツダ767Bのフロントリップ&ダクト
マツダ767Bのフロントリップはカーボン製。ダクトのフレームもカーボン製。
シビエ製のマツダ767Bのヘッドライト
マツダ767Bのヘッドライトはシビエ製。ハウジングはカーボン製ですね。ル・マンのナイトセッションを照らす命綱。空力はもちろん飛び石などで割れないようにクリアカバーで覆われています。
マツダ767Bのフロントフェンダー
フェンダーミラー採用のマツダ767B。
今では普通のミラー埋め込みウィンカーも採用されています。
フロントフェンダーの後方のダクト、レナウン・チャージカラーの特徴であるホワイトの破線はカラーの境目に沿うようにホワイトのテープを貼って作られているのがわかりますね。手作業で地道に貼っていたのでしょうね。
マツダ767Bのホイールはボルクレーシング
マツダ767BのホイールはVolk racing SUPERFINE MAG。
段付きの深リムがカッコイイ。パソコン雑誌のログインステッカーが懐かしいです。
マツダ767Bフロントシールド&シザースドア
マツダ767Bのフロントシールドからバケットシートが見えます。シートベルトは定番のサベルト製。ワイパーはNWB製ですね。
2018年東京オートサロンで見たかったうちの1台が、このマツダ767Bでしたからね。
少ない時間の中、いろいろな角度から見られて良かったです。次回はマツダ767Bのコックピットからリア周辺部分をご紹介します。
リア周りはコチラ▼
ルマン参戦のチャージ・マツダ767Bのコックピットからリアまで画像集
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