光岡オロチ（大蛇）コンセプトモデルの東京モーターショー2001出展当時の写真が出てきた！

投稿日：2019年4月3日更新日：2019年9月16日

光岡オロチ（大蛇）東京モーターショー2001展示

光岡自動車のオロチ（大蛇）です。
独特なデザインで話題となった光岡自動車のオロチのコンセプトモデルの写真が出てきました。
第35回東京モーターショー2001の時の写真ですから実に20年ほど前の写真です。

別な写真を探していましたら、ひょっこり見つけた光岡オロチの写真。
懐かしいですね～。
でも今見ても色あせないデザインは、当時としても斬新。
大人気となりました。

ベースはホンダNSX、東京モーターショー初出展記念車だった光岡オロチ（大蛇）

光岡自動車はエンジンやフレームを大手自動車メーカーの車両をベースに、主に内外装をオリジナルデザインにし販売している稀有な自動車メーカー。

この光岡オロチもベースはホンダNSX。
しかし他の光岡自動車の車両とは違い、ホンダNSXのフレームをベースにオリジナルのパイプフレームを構築した意欲作です。

光岡自動車はこの第35回東京モーターショー2001が初出展で、その記念に制作されたというのが光岡オロチ。
社内コンペで入社3年の青木孝憲氏のデザインが採用され、この光岡オロチが生まれました。
社内コンペでは満場一致で選ばれたそうです。

なんといっても光岡オロチの魅力はそのデザイン。

ヤマタノオロチをモチーフにした独特のデザインを持つ光岡オロチ

他に似ている車が見当たらない光岡オロチ。
20年ほど経過した今でも先進的なのは現在のカーデザインの不甲斐なさを感じます。

東京モーターショーでも大人気でカーサンもこの光岡オロチを見に行ったといっても過言ではありません。

この東京モーターショー展示時点ではコンセプトモデルだった光岡オロチですが、会場で購入希望者が多く、市販化が決定したというのは人気のほどが伺えます。

テールエンドはフロントのヘッドライトと意匠を同じくするデザイン。
インパクトのあるフロントからは大人しめとなっています。

蛇を思わせるフロントノーズはバンパーレスが採用された光岡オロチ

ヤマタノオロチは8本首の大きな蛇ですからイメージは蛇。
ヘッドライトとフロントグリルが蛇を匂わすデザインになっています。

バンパーレスなのが効果的です。
市販モデルでもバンパーレスだったのには驚かされました。

昔はバンパーがなかったらヘッドライトのガラスが割れて危ないだろとバンパーレスは白い目でしたが、結局事故ればバンパーどころかヘッドライトまでやっちゃうことになるのでそんなの屁理屈。

古い体質から抜けない限りはイイモノなんかできません。

譲れなかったヘッドライトのヴァーチカルラインは市販車でも認可

デザイナーの青木孝憲氏が譲れなかったというヘッドライトの縦に入ったライン。
蛇らしさを現すにはあるとないとでは大きくイメージが変わることろですから、市販車でも採用されています。

保安基準にはヘッドライトにこういったラインが貼り付けられることについて何も書いていなかったということで市販車にも採用されいます。

車検とかではヘッドライトに何か貼っていると煩いのですが、光岡オロチはノーマルで貼ってありますから、もちろんOKです。

市販車の受注開始は2006年。
ATが採用されていることから分かる通り、走行性能より見た目や居住性重視の「ファッションスーパーカー」の光岡オロチ。
これは当時のインタビューでもデザイナーの青木孝憲氏が言っていた言葉で、光岡オロチのコンセプトを明確に表しています。
みんながみんな高性能エンジンを使いこなせるわけではないので、この方向性はいいですね。

やはり車はカッコ良くてなんぼ。

すでに生産終了している光岡オロチですが、今年の東京オートサロン2019でスフィアライトとリバティーウォークのコラボでカスタムされた光岡オロチが展示されるなど、まだまだ人気です。

光岡自動車には、またこんなスポーツカーを作ってほしいですね。

▼楽天でトミカだけでもこれだけ発売されている光岡オロチ